心が豊かになる、こまつの食のこと。
霊峰白山から湧き出る清らかな水、たくさんの緑と肥沃な土壌。こまつの人々は、豊かな自然の恵みを享受しながら、丁寧な姿勢で「こまつもん」を生み出してきました。小松とまとや小松産大麦、プレミアム米「えちゃけな」などに見る農作物。江戸時代に松尾芭蕉に称賛された「小松うどん」を筆頭に、「かに甲羅揚」「塩焼きそば」など、長い歴史を持ちながらも、現在も切磋琢磨し続ける「ご当地グルメ」。地元イノシシを用いたジビエ料理「こまつ地美絵」もあり、こまつの食は奥深くおいしいものばかり!
塩焼きそば
ひとりの中華店主の熱意から誕生して約60年。いまやこまつを代表するソウルフードになった「塩焼きそば」は、もちもち太麺に野菜たっぷり。市内の中華屋でそれぞれの個性が光る一皿が楽しめます。
かに甲羅揚げ
およそ50年前、『料亭 長沖』で生まれた「かに甲羅揚げ」は、ズワイガニの具をその甲羅に詰めてそのまま揚げる豪快な料理。現在は市内の料亭・料理店に広まっています。店舗ごとのアレンジもお楽しみ。
小松うどん
細くてやわらかくてたおやかな「小松うどん」は、江戸時代に前田家に献上されたほどの名物で、松尾芭蕉も「殊に珍敷(めずらしき)乾うどん」と称賛! 市内の小松うどんつるつる総研加盟店で味わえます。
加賀茶
こまつには茶の湯文化もあり、前田利常公により小松城下にも茶の湯が広まって現在まで受け継がれています。後の裏千家始祖となる仙叟宗室を小松城で召し抱え、茶の湯文化を奨励したことで「加賀茶」はもちろんのこと、「和菓子」文化も浸透しています。
日本酒
おいしい米と寒冷な気候、白山水系の清水という酒造条件に満たされたこまつには、5つの酒蔵があります。それぞれ風土や味に合った酒造りをしています。